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cover image for むらさきPay induction case studyimage for 株式会社 読谷ククルリゾート沖縄 shop

むらさきPay

エンタープライズエンタメ

テーマパークでの紙綴りチケットをDX。電子マネーで運用コスト削減と販促強化

株式会社 読谷ククルリゾート沖縄

エンタメ全国九州・沖縄

案件概要

沖縄県中頭郡読谷村にある「体験王国むら咲むら」。NHK大河ドラマ「琉球の風」の撮影地として利用され、その後、読谷の地域活性化を目的とし、沖縄の文化を発信・体験出来る体験施設としてオープン。琉球吹きガラスや琉球藍染などの伝統工芸体験やちんすこうづくり、シーサー製作、空手など様々な文化的体験が出来る観光施設。

ポケペイ導入前は、施設内体験工房で利用できる500円券の紙綴りを入園時に販売、施設内各工房で体験費用として、もぎって支払いを行っていた。2023年5月、その紙綴りの代替としてポケペイを導入し、オリジナル電子マネー「むらさきPay」を運用開始した。サービス開始より、導入経緯やここまでの道のりなど、導入の旗振り役も担っていただいた代表取締役の國吉真吾様にお話を伺った。

むら咲むら紙クーポン (1).jpg

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■ 売上把握と送客・売上アップの牽引ツールとして

Q.ポケペイを導入経緯を教えてください。

國吉さま:創業25年をコロナ禍で迎え、コロナ後を見据え施設の運用体制強化を検討していました。大きく分けると2つの観点がありました。

1.売上管理・分析、運用コスト削減

2.工房(テナント)への送客・売上アップ支援

1つは運用体制強化として、今まで工房(テナント)との信頼関係で成り立っていた売上管理を明確化・デジタル化し、集計工数の手間を削減すること。もう1つは、工房への送客・売上アップ支援をすることでひいては施設全体が活性化されること。 これらの目的を達成するためのツールを探していました。

■ 導入費用が低く、地域通貨でキャッシュレスの素地があった

Q. ポケペイ採用の決め手はなんでしたか?

國吉さま:まずは、初期費用が無料で始めやすかったということがあります。売上管理には、レジ導入も検討しましたが、出店者数分(20店舗)の購入はかなりの初期費用となります。一方でポケペイの場合は、初期費用無料(*1)でしたので、導入負担が少なかったので助かりました。(*1 標準アプリ利用)

また、その当時、むら咲むらのある読谷村には地域通貨「よみペイ」が利用されており、QRコードでのキャッシュレス決済の理解が浸透していました(2023年9月サービス終了)。ポケペイであれば、従業員・工房の方々の心理的ハードルも小さく、オペレーションも煩雑化することもないため理解も早く進められると思いました。実際、工房の親方さんは比較的年齢層高く導入当時は70代の方もいらっしゃいましたが、運用できています(内部向け利用説明会なども特に実施しませんでした)。

Q. 導入時の戦略、工夫などありましたら教えて下さい。

國吉さま:従業員、工房の親方さんたちに地域通貨でQRコード決済の理解はあったものの、施設内の支払いを全て「むらさきPay」に変えるとなると心理面・運用面でハードルが高いと考えました。「『むら咲むらクーポン』が『むらさきPay』に変わります」と打ち出し、あくまで紙の代替、支払いの一部の利便性向上を訴えることでスムーズに導入への理解が進みました。

■ 既存の紙綴りのチケットを電子マネーに変えたメリット

Q. 導入のメリットを教えてください

運用側のメリット

  1. テナント・本部:管理コスト削減
  2. テナント:決済の機会損失、手間の削減
  3. 本部:送客

お客様のメリット

  1. 1円単位で利用可能
  2. 入場料無料
  3. 現金利用が最小限で済む

國吉さま:運用側では、紙の回収・管理・精算のコストを削減できたことが一番大きいですね。勿論紙の発行費用が無くなったことも本部としてメリットです。

加えて、テナント側の現金決済の改善もあります。体験申込み・支払いの業務を各工房(テナント)で行って頂いており、釣銭の準備なども各工房で行って頂いています。その手間が多少なりとも軽減されます。またキャッシュレスが普及し現金を持ち歩かない方が増えていますがクレジットカードや電子マネー利用を個々の工房で準備することは難しい状況でした。各工房で現金決済だけでは利用の機会損失に繋がっていましたが、事前にむらさきPayへチャージ・利用いただく(*2)ことでその機会損失を少なくすることに繋がっていると思います。

*2. 施設入口等でクレジットカードでのチャージ可能

加えて、従前の紙綴りの時からではありますが、むらさきPayを3000円分チャージされた方には1名分の入場料を無料にし、工房への送客ひいてはむら咲むら全体の活性化に繋がればと考えています。

お客様のメリットですが、以前の紙券ではお釣りが出ないため、例えば1800円の体験では300円を現金で払っていただく必要がありました。ポケペイでは1円単位で利用していただけるため、よりスマートにご利用頂けます。

加えて、キャッシュレスが普及し、現金をあまり持ち歩かない方が増えており、事前チャージにより現金を持ち歩かなくても良いこと、チャージ特典として1人分入場料無料などがメリットとしてあります。

入園チャージ様子.jpg

むらさきペイ工房.jpg

■ 運用コストの大きな削減

Q: 改めて導入の成果を教えてください

國吉さま:導入時に最も期待していた「売上管理」のコスト削減が達成できました。 その日に使用された分を提出していただいていましたが、工房側・施設側にとって確認作業が手間でした。それがポケペイ導入後は管理画面で確認するだけなので工数が削減されました。施設側としても、一か月のクーポン利用分を合算し月末に精算処理が管理画面で集計できるため月末処理のバックオフィスのコスト圧縮が出来ています。

また、体験対応から支払いまで一人で回しておられる親方さんも多く、もぎられた紙クーポンの紛失など管理に工房側でも不安があったと思います。そこも解消されました。

工房側でも管理画面で確認できるため、お互いに安心して進められています。

現在、売上の約1/3がむらさきPayで支払われていますが、今まで自己申告制、信頼関係で成り立っていた売上報告も、むらさきPayの利用部分だけでも透明化されることで、申告内容の信頼性、全体の数字の傾向が把握できるようになり、そこを分析することで、より攻めの事業戦略を取れるベースが出来たと考えています。

■ 今後の展望:攻めのマーケティング、売上拡大へ

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■ 観光DXのツールとしてのオリジナルマネー

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自社でも同じような活用ができるか知りたい方へ

業種・店舗数・導入目的に合わせて、貴社に近い活用方法をご案内します。 Webに掲載していない事例も含め、貴社に近いケースをご紹介可能です。

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Q:今後のポケペイを「こう使っていきたい」などの戦略があれば教えてください

國吉さま:導入1年目はバックオフィスのコスト圧縮をゴールとし、運用側の慣れの期間と考えて、運用してきました。実際に、この1年でイレギュラー対応など運用でのマニュアルが出来たと思っています。

今後は攻めのマーケティングを行っていきたいと考えています。 例えば、登録時のアンケート機能を使って、利用者の居住地を取り、地域別(県内、県外)で分析できるようにして、県内の人へのアプローチの施策を考えたいですね。県内の来場者であれば、期限を伸ばして再来園を促すことも検討可能です。

また、来場者にどういった体験が人気かなどを分析することで今後の企画などの立案に役立てていき、売上拡大のツールとして使っていきたいと思います。

観光DXについて観光庁では次のように提言されています。

「観光DX」とは、業務のデジタル化により効率化を図るだけではなく、デジタル化によって収集されるデータの分析・利活用により、ビジネス戦略の再検討や、新たなビジネスモデルの創出といった変革を行うものと位置付けられます。 (観光庁HPより一部抜粋)

デジタル化によって、業務効率を図るだけでなく、デジタル化によって得られた(可視化された)情報を、売上拡大やその他事業戦略に役立てることが求められています。今回の「体験王国むら咲むら」でも、ポケペイ(デジタルツール)を活用し、運用コストの削減(=業務効率)と顧客単価向上を実現、今後は更なる売上向上を目指しています。

また、環境の変化から観光DXが更に求められる状況になっています。 現在は、旅行代理店でのパッケージツアーからOTAなどへの旅行スタイルが変化し、旅行者が個人で旅程を作るためにインターネットで情報を検索するため、レジャー施設からの発信など所謂「着地型観光」が求められています。旅行者はタビマエから情報収集、準備(アプリインストールなど)し旅に臨むようになりました。旅行者は、旅先でお得に利便性高く使えるものを探すため、観光地側は、消費拡大を促す旅行DXが求められています。

ポケペイでは、チケットをマネーとして電子化し、その情報をインターネット上で発信することで、旅行者はタビマエから購入できればタビナカでスムーズに利用でき、施設側も事前に売上を確保でき(ドタキャンも減る)ます。実際の利用も、利用者にとっても事業側にも簡単決済できるポケペイを観光DXの1つとしていかがでしょうか?